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 他の病気で通院していても歯列矯正は可能ですか?

 入院していて歯科医院に通えないというようなことがあれば別ですが、基本的には病院に通っている程度であれば問題ありません。ただし、妊婦の方は器具を装着し始めにストレスを感じたりするので、あまりお勧めできません。

 矯正歯科は普通の歯科よりもいい?

 矯正歯科や矯正クリニックと掲げている歯科医は、通常の治療を行わず、矯正治療のみに力を入れていることが多いのは事実です。ただ、矯正専門医院としての特別な規定はありませんが、日本矯正歯科学会や日本顎関節学会など専門的知識を勉強している先生のほうが相談しやすいかもしれません。

 どういう風に装置や治療法の希望を伝えたらいいですか?

 専門的なことがわからなくても、とにかく目立たせたくない!など希望はどんどん自分の言葉でいいので伝えましょう。聞きかじりの治療法でも興味があるものは臆せず質問して、始めてから後悔しないようにしましょう。

 差し歯やかぶせ物があっても大丈夫ですか?

 第二段階では、簡単にいうと歯自体に金具をつけて渡したワイヤーに力を加えて歯を動かしていきます。当然ん、歯にはけっこう力がかかっているので、デリケートな差し歯などは一時的に仮歯にしてから装置を取り付ける場合もあります。その場合は別途費用がかかることもあります。

 口内炎が矯正器具つけた後すぐにできるってホントですか?

 口の中にいきなり異物が入るので、ブラケットが唇の裏に常に当たっている状態があるので、口内炎は必ずできます。すぐに扱いに慣れると口内炎は出来なくなりますが、やたらと舌で触って傷ができるということもあります。あまりにもひどいようなら、相談ください。

 矯正期間を楽しく乗り切るコツありますか?

 口の中の異物感でなんだかゆううつになるのが治療初期。そんなときは逆転の発想を!ブラケットをカラフルなゴムで止めたりして、装置を目出させるなんてことも。かえってキュートになって気分も変わります。また、自分が治療が終わったあとの顔、口をあけて思いっきり笑っている自分を想像してみるとそれだけでウキウキしてくるでしょう。

 支払いに保険が適用される可能性ありますか?

 基本的には保険は利きません。矯正を行っている歯科医によっては、虫歯など通常では保険適用される治療も保険が適用されない場合もありますので、事前に確認しましょう。いずれにしても、かなり特殊な場合以外は保険は適用されません。

 医療費控除は受けられますか?

 子供の場合、発育段階で矯正したほうがいいと診断されれば医療費控除が受けられます。ただ、大人の矯正は審美目的とされるので難しいかも。ただ、医師の診断によっては歯並びからくる機能不全と認められ、受けられる場合もあります。

 治療終了後も定期的に診察に行くものですか?

 せっかく苦労して手に入れたきれいな歯並び。いつまでもきれいなままキープするためにも、半年に1回は歯科医に通って歯の手入れをしてもらいましょう。目に見えるトラブルがなくても、早めのケアでずっときれいな歯でいましょう。

 受験勉強の妨げになりませんか?

 精神的、肉体的な負担は患者様によって違います。もし患者様にとって負担になり、ストレスにつながるようなら、受験前はなるべく避けて受験後にスタートさせるか、あるいは歯科医に相談してなるべく負担にならないような方法で治療を受けれるようにしてください。

 子供が装置をつけることで、いじめられたり、からかわれたりしませんか?

 近頃は日本でも、欧米のように矯正治療が普及してきたので、装置をつけているために、からかわれたりすることはまずありません。反対に歯並びを悪いまま放置しておくと、「出っ歯」・「あご」などとあだ名をつけられたり、口臭を指摘されてはずかしい思いをし、その人のイメージダウンやコンプレックスにつながることもあります。欧米では歯並びは、教養や家庭のしつけを象徴するものです。将来、国際人として活動していくためにも、悪い歯並びの方がはずかしいことだと誰もが考えるような世の中になってきました。